花と塔 油絵
巨大地震から1ヶ月余りが経って、地震の規模の
大きさだけでなく、我々の日常生活や生産工場が
必要とする部品や資材の調達にも支障が出ている。
近くのスーパーに行っても、以前はいつでも買えた
常食の食料品や嗜好品が棚から消えて久しい。
工場の生産ラインが被害を受けたのだろう。
時折出て来るペットボトルの水も、未だに一人に
1本と制限付きだ。
安全に備え、水道水を避けペットボトルをペットに
する人も増えたのだろうが、商品がある時に買って
おこうと未だ買い溜めも続いているようだ。
在京のあるスーパーの統計では、地震後の5日
間にペットボトルの水が31倍も売れたという。
入荷量も3倍になっていたが、それでも欠品続き。
断水や汚染水の影響もあることは理解はできるが
米が10倍も売れて品切れになったというのは
将に不安にかられた買い溜めだ。
2倍以上も入荷しているのだから、通常なら店の
備えも十分で棚に米が有り余っているはずだ。
保管の効かない精米を貯め込んで、挙句は
味の落ちたご飯を食べ続ける咎めが待っている。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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