秋の渓谷 油絵
60数年前の戦中戦後の食料不足時代の苦しみを
懐かしくすら思う年配者もすくなかろう。
コメは多収穫米を、野菜はより大型にと品種改良も
専門機関だけでなく一般人も耕した庭の小さな
畝で、より多くの食べ物を得る努力をしたものだ。
それがいつか飽食の時代となり、一抱えもある
カボチャやスイカなどは見かけなり、小振りで
うまい味覚を備えているかを競うようになった。
そうした中、大根の王様、桜島大根と長さの王の
守口大根を掛け合わせて誕生した「桜守(おうもり)
大根」を産み出した高校生のニュースがあった。
収穫された桜守大根は、重さが9.3Kg,長さが
141.8cmあり、平均的な桜島大根の重さの
約1.4倍、長さでは約1.7倍の142cm。
一人では持ち運びに苦労する巨大さを備えた
お化け大根が誕生したのだ。
試食した結果では味も悪くなく、これからも、ギネス
ブックに載る桜島大根の記録の31.1Kgに挑戦
するために栽培研究を続けるという。
記録もさることながら、食糧難時代に備えて
栽培を普及させる活動も欲しいと願う。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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