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2011年6月30日木曜日

お腹の中を魚が泳ぐ

桜並木  油絵




胃の精密検査を受けることになって嫌だなと思う

一番の理由は、胃カメラを飲むことだ。

経験者なら、二度とやりたくないと言う人が大半を

占めるのではないかと思う。

口からカメラを入れるより鼻から入れた方が

えずくことが少ないと言うが、大差はない。

備えつけのモニターで自分の胃の中の映像を

見ていると、ポリープらしきものがあるので検体を

取ります、と言って鋏を差し込み、プチっと患部を

切り取ると鮮血がパッと広がる。

胃は鈍感なのか痛みを感じないが不安が残る。

検査を受けざるを得なくなったのは自分の不節制の

致すところとおとなしくしているが嫌なものだ。

新しく開発されたカプセル型の内視鏡は尾びれを

備えていて、自在に胃や大腸の中を泳ぎまわり

必要な患部などの映像を送ってくれる。

苦痛もなく呑み込めて、思うところの映像が撮れる

ので、普及すること間違いなしだ。

猛暑に加えて腹立たしいことの多い昨今、ムシの

居所に良さそうな場所も見つかれば良いのだが。

 
 健康と安心のメタボへの備えは?





















2011年6月29日水曜日

ごみ発電も助っ人に

花と塔  油絵




全国に存在するゴミ焼却場は、それぞれに焼却

による熱を利用する設備を備えているが、ゴミを

大量に焼却処理をする都市部の焼却場の多くは

発電装置を備えている。

工場操業に必要な電源や残灰処理などに電力が

使用され、余った分は電力会社に売電される。

東京都内で操業する20ヶ所のゴミ焼却場では

総量25万Kwの発電能力を備えており、5.2万

Kwを東京電力に売電する計画をしていた。

今回の電力不足を受けて、工場の使用電力の

節約に加えて、ピーク時に備えた発電能力の

アップで9万6千Kwを供給することに。

1戸当り、3Kwとすれば、3万2千戸分にもなる。

全国のゴミ焼却場でも夏場のピーク時に合せた

焼却作業を行って電力供給に協力すれば、ゴミ

再認識に繋がりそうだ。

仮に1工場で3千Kwを供給すれば、原発3~

4基分にもなる強力な助っ人になるのだが。

 
 健康と安心のメタボへの備えは?





















2011年6月28日火曜日

救急車出動 年間500万件

ひまわりと花瓶  油絵



消防庁が平成22年度に救急車を出動させた

回数が500万件近くあると報告している。

もちろん、病院に早く行かねばならない必要性を

備えている急病の人を対象にした出動だが、

事後調査では、そのうちの4割ほどが、緊急性を

備えていないものであったという。

独居の人が多くなり、身体の調子が悪くなれば

不安に駆られて救急車を呼ぶケースもあるだろう。

しかし、むしろ独居の人の方が、辛さに耐えて

辛抱するケースが多く、家族が症状の状況を

十分把握せずに救急車を呼ぶケースが多い。

増加し続ける出動に堪り兼ねて、出動1回当り

1000円頂きますと有料にすることを検討する

自治体の話も聞いたことがあるが。

仮に緊急性の低い出動を対象にして1000円

徴収すれば20億円にもなる。

交通事故、即ち救急車と結び付けて考えてしまう

けれども、出動内容では、急病に次いで多いのは

家庭内で階段や風呂などでの転倒事故による

負傷が69万件と交通事故より10万件以上多い。

家庭内での事故に備えた安全行動が必要だ。

 
 健康と安心のメタボへの備えは?






















2011年6月27日月曜日

自然エネルギー利用は風力が評価される

初夏の里川  油絵





G8に出席した菅首相は、2020年台の早い時期に

自然エネルギーによる発電量を20%台にまで

高めるとし、太陽光発電パネルを備えた住宅を

1000万戸造るとぶち上げている。

そんな話は聞かされていないと関係閣僚からも

驚きの声が上がるほど、1000万戸は思いつきの

無責任発言となっている。

住宅の新築戸数や発電効率の悪さから来る

高コストで補助金なしでは話にならないからだ。

風力発電については、現在は10~14円/Kwと

原発や石炭発電の2倍ほどになっている。

だが、環境省の調査資料では、気ままな風任せで

あることを考慮しても、最大で原発の40基分
4000万Kw,少なくても14基分の発電が見込める

結果が出ていると報告している。

特に、安定的に強い風量が得られる条件を備え

いる場所が多い東北地方では、原発の3~14基

相当量の電力確保が可能と言うから、福島原発の

代替として期待の持てる話だ。

理屈の合わない太陽光発電の話より、世界の

先例を見ても風力発電の方が遥かに理に叶う。

また、価格的にも半減の可能性を秘めているのだ。

 
 健康と安心のメタボへの備えは?





















2011年6月25日土曜日

暑さが早くも猛撃開始


黄葉の林と渓流  油絵



梅雨明けでもないのに暑さの方は盛夏並みの

猛烈さを備えてやって来た。

6月22日に関東地方を中心に一気に水銀柱が

上がり、群馬県では35度を超える猛暑日に。

翌日は、兵庫県豊岡市で最高気温36・4度と

なったのを始め6月度の過去最高気温を記録した

観測点が22ヶ所にもなった。

これだけにとどまらず、更に24日には熊谷市で

39.8度の6月度の最高気温記録を更新。

今年の暑さは平年並みとの予報で、暑さへの

備えに隙があったか、熱中症患者も続出だ。

ラニーニャ現象も終息したので、昨年のような

酷暑続きはないだろうとの予報も怪しくなって来た。

この夏は、節電対策が中心なってしまっているが

命との引き換えの節電ではやり切れない。

環境省では暑さ指数まで備えて熱中症対策の

情報提供を、また、NHKは、「てんき予報」ならぬ

「でんき情報」を出している。

当日の東京電力の電力供給予定のピーク量に

対するリアルタイムの使用量比率を表示している。

酷暑記録の24日午後2時台の使用率は91%だった。
 
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2011年6月24日金曜日

遺伝子組替で母乳を出す乳牛

雲海  油絵






中国では13.5億人の民を養うために、食料不足

時代の到来に備えて、穀物類を始めとする遺伝子

組替技術研究の取組みに非常に力を入れている。

小麦や大豆、トウモロコシなどの主要な穀物では

特に干ばつに強い種を造り出す研究が進んでいる。

安全性が確認されていない栽培実験段階のコメが

危険性を備えたまま、研究所から多量に市場に

流出し、加工品の一部が欧州にも輸出されて

世界的に大きな批判を浴びた事件もあった。

最近では、人間の母乳の成分を備えた乳を出す

乳牛を造り出す研究が進んでいるという。

既に300頭の親牛がいて、子牛も生まれている。

このウシの出す乳には、ヒトの乳が持つ免疫機能

成分も含んでいると言うから、母乳並みなのだろう。

メラミン牛乳事件が発生して以来、3年が経っても

未だに、市場にはメラミンが含まれた牛乳や粉

ミルクが出回っているため、国産粉ミルク離れが

著しい状態が続いている。

だから、母乳並みの牛乳の方が安全だと言い

切れるのかは非常に疑問が残るところだ。

 
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2011年6月23日木曜日

高速道路無料化社会実験が終わる

キスゲと青い山脈   絵画





6月19日の日曜日で、民主党政権の目玉政策の

一つが敢無く消えてしまった。

全面無料化は人気取り以外の何ものでもない

ばらまき政策だとの厳しい反論に、将来に備えた

社会実験ということで継続されていた。

地震や原発事故の災害復興支援に備えた資金に

回す必要性が出て、やむを得ず旗を降ろすことに。

だが、震災と原発事故の被災地への支援と言う

大義の旗印を備えて、東北地方一帯の高速道路に

限り罹災証明書提示を条件に無料化を継続。

トラックやバスなどの被災地復興目的に関連した

走行であれば無料としたのは当然と言えば当然だ。

罹災証明書発行や取得の混乱、不正使用など、

また、復興支援目的の証明の問題点を備え

いるが、国民の被災地支援の誠意を信じることだ。

ボランテイア活動のために被災地へ向かう車

だけでなく、東北地方の観光地への観光バスも

割引制度を設けて間接的な支援も必要だろう。

多くの人が集まって来易い支援策が待たれる。

 
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2011年6月22日水曜日

地震後に温泉が湧き出す

山中の渓流  油絵







地震後に被災地のいわき市では市内で温泉が

噴き出したニュースが伝えられている。

温泉として認可される成分や温度などの条件も

備えている立派な温泉だ。

畑の真中からの噴出であれば、温泉地としての

開発計画などで明るい話題にもなるだろうが、

アパートの下からのお湯の噴き出しは迷惑この上

ない事件になっている。

湯気と臭いが立ち込める中での生活は困る。

地震で従来から流れていた地下湯脈が塞がれて

地層の隙間から地表に噴出したそうだ。

方や、地震で地面が至る所で陥没し、家の土台が

傾いた所も出ている。

こちらは、戦中戦後の燃料不足の時代に、地域や

各家庭がエネルギー不足に備えて自家用に

使用する亜炭を掘った穴や坑道跡が、後始末を

されずに放置されていたために、陥没したのだ。

特に、こうした採掘坑の跡が愛知県など中部地方

から近畿地方にかけても数多く存在すると言う。

予測されている東海から南海にかけての大地震が

発生した時には、予期せぬ多くの災害を引起す

可能性を備えていると警告している。

 
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2011年6月21日火曜日

やっと復興基本法案が成立







大震災から100日が経って、やっと本格的な復興に

備えた復興基本法案が与野党の多数で参議院で

可決されて成立した。

阪神大震災の時は1ヶ月後に成立した復興法案が

何故もこう遅くなったか、改めて被災地から離れた

遠くにいる政治家たちを誹りたい。

原発事故による影響が、遠く離れた関西の地方で

営業しているスーパーの食品にも色濃く見られる。

壊滅的な打撃を蒙ったワカメは、事故後に在庫品

処分と見られる岩手産が、売られていた。

最近、宮城産と千葉産と産地表示のサバが焼津

加工の表示で塩サバになって並んでいる。

産地の表示にわざわざ焼津産を併記している。

昨日は、瀬戸内や九州地域の産地表示しか

見なかったチリメンジャコに茨城産があった。

何故もここまでやって来なくても良いのに、はやり

人には言えない理由があるのだね、とつぶやいて

買って帰ったが、味はしっかりしている。

父の日に娘が、地震で大被害を蒙った酒蔵で

なんとか生き残った樽の吟醸酒を訳あり限定品

だからと言って贈ってくれた。

恐怖とその後の修羅場の中、杜氏の心意気で

醸された酒の味を心して味わった。

 
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2011年6月20日月曜日

大干ばつの後は大洪水

一条の滝  油絵







50年ぶりと言われる干ばつで、中国の大動脈

長江の水量が激減し、遡上する船舶も大型船は

運行できず座礁が相次いだ。

中流から下流では渇水で、中国国内の1位、2位の

淡水湖も干上がり、田植えも出来ず、食料不足に

た買い付けで穀物の価格上昇が続いた。

上水道の水源にも影響が出る深刻な渇水だった。

ところが、6月に入って状況は一変。

長江の南地域を中心に連日豪雨が続き、中旬には

洪水などによる死者が100人を超え、至る所で

土砂災害が起こり、倒壊家屋が3万棟にも。

余りの干ばつで田畑などの地面は固く乾燥して

しまって、本来は備えている保水力が失われて

水が地表を勢いよく流れ去ることで増水が加速。

幸い、日本には干ばつを引起す異常気象には

ならなかったが、梅雨前線が停滞する6月中旬は

豪雨による災害が懸念される。

 
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2011年6月18日土曜日

原発周辺に300以上の断層が見つかる

春の山川  油絵






大地震発生から1ヶ月後の4月11日、福島第一

原子力発電所から50Kmほど離れたいわき市

を震源とするM7.1、震度6弱の激しい地震

発生し、直後に震度5弱の地震が2回続いた。

震源地付近の地上調査で長さ7Kmほど、段差が

最大で1.2mほどにもなる断層が見つかった。

この激しい地震を起こした断層は、井戸沢断層と

呼ばれる小さな断層ですが、動いた記録がなく

活断層ではないと考えられて来たものです。

更に、その後の調査で井戸沢断層の東で同様の

断層が地表に表れているのが見つかっています。

こちらは「湯ノ岳断層」と呼ばれ、やはり活動

記録のない断層でした。

このため、原子力安全・保安院は全国の原発の

周辺に存在する断層や断層の疑いの濃い地形に

ついて調査を進めた結果、全国で342ヶ所もの

場所が特定されました。

これらは、過去12万年以上活動の痕跡がない

断層や、川などの浸食などで断層の状況が把握

できず、危険性がないと判断されて来たものです。

我々は全国の至る所に断層が存在するひび割れ

だらけの上で生活していることを思い知らされます。

 
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2011年6月17日金曜日

インスタントラーメンもプラスチック?

早春の川  油絵







石油から造られるプラスチック製品として最初に

身近に登場したのが塩化ビニール製品だった。

粒子状になっている塩ビ樹脂を加熱した金型に

入れて圧し出し成型(インジェクション)で造花から

コップ、玩具など多様性を備えた製品が登場して

石油製品の文化を満喫できる時代が始まった。

この熱を加えて合成樹脂を柔らかくするために

添加される物質は可塑剤と呼ばれている。

この代表的な可塑剤がDEHP(フタル酸ジ2-

エチルヘキシル)で、幅広く使用されている

このDEHPが台湾や中国のインスタントラーメンや

ビーフンに使用されていることが判明し問題に。

DEHPは発がん性を備えているとされているので

中国衛生部は急遽、衛星監督管理項目として

リストに加えることになった。

2000年にWHOは、DEHPはヒトに対する発がん

性は備えていないとの再評価をしている。

従来は発がん性が疑われていたものを再評価した

ものだが、本来合成樹脂などに使用されるべき

薬品を非常に多くのヒトが口にするラーメン類に

添加されているとは驚きだ。

 
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2011年6月16日木曜日

土砂災害発生の危険個所が増える

雲海の富士山  油絵





毎年のことながら、梅雨に入って長雨の後、末期

近くになると集中豪雨に見舞われる。

洪水に備えた防備をしていても、津波の勢いに

見られたように、水の持つ力は強力だ。

3階建てのコンクリートの建屋をひっくり返した

現場の写真を見て驚いた人も多かっただろう。

この建屋には、40トンもの力が加わっただろうと

専門家が言っていたが、土石流の持つ力は

局部的には、もっと大きな力を備えている。

大地震の後、国土交通省の調査では、地震

振動が激しかった関東以北の14都県で、山間部を

中心に約1000か所もの崩落の危険性を備え

いる個所が見つかっている。

地震で、がけ崩れを起こしていたり、斜面に亀裂が

入っていたりしていて、降雨による土砂災害が

発生する可能性が見られる個所だ。

このため国交省では従来からの「土砂災害警戒

情報」の発表基準を引き下げて、早めに避難

呼び掛けるようにしたという。

 
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2011年6月15日水曜日

原発依存管内からの脱出が始まる

蓬莱山と富士山  油絵






この夏は日本列島は電力不足が深刻化し、企業

だけでなく一般家庭でも生活の在り方が問われる。

東北電力、東京電力、関西電力、九州電力が

既に15%の節電要請をしている。

北海道電力は本州側への融通で余裕がなく、

浜岡原発を停めさせられた中部電力では水力や

火力の総動員でやりくりに追われている。

例年通りの発電体制を備えてのぞめるのは残る

北陸電力、中国電力と四国電力の3管内のみに。

夜も昼も24時間電源が必要な設備を備えた企業

にとっては、停電は即ち企業活動の停止になる。

特に大型コンピューターのサーバー機能を備え

いる銀行関係やデーター処理部門などでは

24時間稼働に備えた電力供給が欠かせない。

銀行関係は15%節電規制対象外だが、その他の

一般企業では厳しい立場に置かれている。

来年夏にも原発全停止の非常事態も避けられない

現状に、イザトいう時に備えて24時間稼働が必要な

部門だけを安定供給が期待できる北陸などへ

移転させる動きが出ており、部門単位の移動のみ

ならず企業ごと北海道などに移転する動きもある。

原発依存電力管内からの脱出が始まっている。

 
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2011年6月14日火曜日

モヤシが感染源だったO104

赤富士  油絵 




ドイツ北部で発生し、欧州の各国に広がった

溶血性尿毒症症候群(HUS) O104による

死者数は20人を超え、感染者数は1700人にも

達していると報告されている。

感染者が出ているスウェーデンやイギリスなどの

各国でも感染防止に備えた厳戒態勢が敷かれた。

6月10日になって、ドイツの保健当局は、菌の

感染源がハンブルグから約70Km南に存在する

農場が生産したモヤシであることを特定している。

1996年に堺市で発生した集団中毒事件でも

やはり感染源としてモヤシが疑われた。

学校給食に使用された食材で、O157菌が拡散し

1万人を超える市民が感染している。

統計でも例年6月から9月の4ヶ月間は食中毒が

突出して多く、夏休み期間にピークを記録して

いることからも、家庭での発症が多いことが判る。

1にも2にも手洗いの励行であり、食材の取扱い

などへの備えが欠かせない。

加熱して食べるのが一般的な東南アジアの

食生活のあり方を学ぶことも必要だろう。

 
 健康と安心のメタボへの備えは?