12輪のひまわり 油絵
5月も末になれば各地で田植えが行われ、農家に
取っては年間で最も忙しい時期だ。
4月8日に政府は福島第一原子力発電所による
放射性物質濃度が高い地域や原発から30Km
圏内での田植えを見合わせる指示を出した。
現状では、農作業すら出来ない非常事態だ。
地震による大津波で冠水した地域の塩害も、
非常に大きな問題を備えている。
被災6県のコメの生産量は全国の1/4を占めて
おり放射線や塩害などによる減産は大打撃だ。
減反制度を実施なければ、全国的レベルでの
コメ不足の事態は発生しないので、国民としては
安心だが、「ひとめぼれ」などの銘柄米は減少する。
海水を冠水した田畑では大掛かりな土の入替えを
行わない限り、塩分を根気よく洗い流さねばならず
短くても3年間は要すると言う。
塩性化した土壌で比較的栽培し易いのが綿花だと
テレビで紹介していたが、中央アジアなどでも
塩性化した土地で綿花栽培が行われているようだ。
米作の適地で綿花を栽培してもコストに合わない
のは当然だが、商品化から販売まで一貫性を
備えた組織的な支援が欠かせない。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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