雲海の富士山 油絵
毎年のことながら、梅雨に入って長雨の後、末期
近くになると集中豪雨に見舞われる。
洪水に備えた防備をしていても、津波の勢いに
見られたように、水の持つ力は強力だ。
3階建てのコンクリートの建屋をひっくり返した
現場の写真を見て驚いた人も多かっただろう。
この建屋には、40トンもの力が加わっただろうと
専門家が言っていたが、土石流の持つ力は
局部的には、もっと大きな力を備えている。
大地震の後、国土交通省の調査では、地震の
振動が激しかった関東以北の14都県で、山間部を
中心に約1000か所もの崩落の危険性を備えて
いる個所が見つかっている。
地震で、がけ崩れを起こしていたり、斜面に亀裂が
入っていたりしていて、降雨による土砂災害が
発生する可能性が見られる個所だ。
このため国交省では従来からの「土砂災害警戒
情報」の発表基準を引き下げて、早めに避難を
呼び掛けるようにしたという。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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