蓬莱山と富士山 油絵
この夏は日本列島は電力不足が深刻化し、企業
だけでなく一般家庭でも生活の在り方が問われる。
東北電力、東京電力、関西電力、九州電力が
既に15%の節電要請をしている。
北海道電力は本州側への融通で余裕がなく、
浜岡原発を停めさせられた中部電力では水力や
火力の総動員でやりくりに追われている。
例年通りの発電体制を備えてのぞめるのは残る
北陸電力、中国電力と四国電力の3管内のみに。
にとっては、停電は即ち企業活動の停止になる。
特に大型コンピューターのサーバー機能を備えて
いる銀行関係やデーター処理部門などでは
24時間稼働に備えた電力供給が欠かせない。
銀行関係は15%節電規制対象外だが、その他の
一般企業では厳しい立場に置かれている。
来年夏にも原発全停止の非常事態も避けられない
現状に、イザトいう時に備えて24時間稼働が必要な
部門だけを安定供給が期待できる北陸などへ
移転させる動きが出ており、部門単位の移動のみ
ならず企業ごと北海道などに移転する動きもある。
原発依存電力管内からの脱出が始まっている。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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