楼蘭の月 油絵
人間の身体で最も細菌が多くいるところはどこか?
の問いにおこうの人は「手」と応えるだろうが、
基も多い場所は「口の中」」だという。
特に口の中は食べ物の残り滓もあり、温度も
高いので細菌が最も繁殖し易い条件を備えている。
これら数十種類もの細菌がカルシウムと一緒に
なって固まったのが歯垢(プラーク)。
この歯垢に歯周病菌(細菌)が繁殖して歯肉(歯茎)を
侵して歯周病を起こす。
問題はこれだけでは収まらないのだ。
歯周病菌が動脈硬化を悪化させることが新潟大学の
研究グループにより突き止められた。
マウスを用いた実験で、歯周病原細菌に感染した
マウスの善玉コレステロールは正常のマウスより
半減しているだけでなく、大動脈の壁に付着する
悪玉コレステロールの面積も2倍以上になっていた。
歯磨きなどを丁寧に行うかどうかの差が、歯垢を
増やし、歯周病に侵されるだけでなく、動脈硬化を
悪化させる原因にもなるのだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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