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2011年6月2日木曜日

ドイツで食中毒が拡大

流沙浄土辺  油絵





生肉のユッケに付着していた病原性大腸菌の

O111により死者まで出した集団食中毒の記憶が

まだ新しい中、30日にドイツで2つの州にまたがる

大規模な集団食中毒事件が発生している。

既に溶血性尿毒症症候群による腎臓の機能低下

などで、14人の死者が出ており、感染者や感染の

疑いのある人が1400人もいるようだ。

患者の中には地元の人だけでなく、旅行者にも

感染が広がる国際性を備えた大規模さだ。

スウェーデンで36人の患者が見つかったほか
イギリスやオランダでも感染の疑いのある人が

見つかっており、旅行者はパニックになっている。

日本人旅行客は放射性物資を付着させている

危険性を備えているとして宿泊を断られるなどの

差別を受けているが、大腸菌となれば顔が見え

ないから、怯えも大きいことだろう。

どこから持ち込まれたか、何が原因かの犯人探しが

始まっているが、サラダに使用されたスペイン産の

キュウリに疑いが掛っており、スペイン政府が

反発している一方で、ロシアは早速、スペインと

ドイツからの野菜の輸入を禁止する措置を取る

など、周辺諸国に波紋が広がっている。

ドイツは見本市のシーズンで人の移動が激しい

時期だけに、日本人にも感染の可能性がある。

 
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