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2011年6月8日水曜日

O104集団中毒原因はモヤシ?

夕映えの富士山  油絵




5月末、ドイツ北部のニーダーザクセン州で発生した

病原性大腸菌「O104」による集団中毒事件で

ドイツ保健当局は、6月5日、同州内で生産された

モヤシが発生源であると表した。

この中毒事件では、当初、輸入されたスペイン産の

キュウリが疑われたために、スペインでは風評もあり

農産物の出荷が止まり、またロシアはスペイン

ドイツからの野菜類の輸入を禁止するなどEU圏では

不安が広がり大きな問題となった。

また、この日現在で、O104により溶血性尿毒症

症候群(HUS)を発症して死亡した人が21人となり、

感染者数は1526人と発表されている。

12カ国に感染が拡大し、スウェーデンでも死者が

でており、WHOを始め、EU各国では二次感染に

備えた防疫体制を敷き、厳戒が続いている。

今回の感染者には、成人女性が特に多い特徴を

備えているために、新型の可能性が高いという。

食中毒が発生し易い夏に向かう時期だけに、

十分な手洗いの実行など各人の用心が欠かせない。

 
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