早春の川 油絵
石油から造られるプラスチック製品として最初に
身近に登場したのが塩化ビニール製品だった。
粒子状になっている塩ビ樹脂を加熱した金型に
入れて圧し出し成型(インジェクション)で造花から
コップ、玩具など多様性を備えた製品が登場して
石油製品の文化を満喫できる時代が始まった。
この熱を加えて合成樹脂を柔らかくするために
添加される物質は可塑剤と呼ばれている。
この代表的な可塑剤がDEHP(フタル酸ジ2-
エチルヘキシル)で、幅広く使用されている
このDEHPが台湾や中国のインスタントラーメンや
ビーフンに使用されていることが判明し問題に。
DEHPは発がん性を備えているとされているので
中国衛生部は急遽、衛星監督管理項目として
リストに加えることになった。
2000年にWHOは、DEHPはヒトに対する発がん
性は備えていないとの再評価をしている。
従来は発がん性が疑われていたものを再評価した
ものだが、本来合成樹脂などに使用されるべき
薬品を非常に多くのヒトが口にするラーメン類に
添加されているとは驚きだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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