初秋の渓谷 油絵
猩紅熱(しょうこうねつ)と聞かされても見当が
つかいない程、今の日本では縁がない病気だ。
しかし、今でもれっきとした法定伝染病に指定
されている強い伝染性を備えた怖い病気だ。
特に乳幼児が感染し易く、感染すれば急激な
39度以上の発熱と共に咽喉部が腫れる。
やがて全身に赤い発疹が出るため、その様子が
猩紅に似るために猩紅熱と呼ばれている。
日本では抗生剤の備えがあるので大きな流行を
見ることはなくなっていた。
だが、最近香港を中心に大流行の兆しを見せて
おり、既に数千人の患者が出ている。
大流行の原因は、従来の抗生物資に対して
耐性を備えた遺伝子を持つ病原菌が出現した
ことによるものとされている。
このため、在来の薬剤では十分な治療が行え
ない恐れが高まっている。
この夏、香港や中国南部への旅行には十分な
備えが必要だ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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