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2011年7月13日水曜日

病原性大腸菌の感染予防


山の黄葉  油絵



ドイツ北部で発生した病原性大腸菌「O104」の

感染による死者は、ドイツだけで48に、また、

感染者数は4000人超となる集団中毒事件に。

原因追究が進められてきたが、豆モヤシである

ことを突き止め、更に、使用された種がエジプト

産であることも判明した。

この結果、EUではエジプトからのこの豆の種の

輸入禁止措置を取ったが、エジプトが反発。

EU圏内では風評が飛び交い、外交問題も備え

困難さもあって、一件落着とはゆかぬ状況だ。

一方の日本国内の「O157」事件は、生肉を

食べる習慣が若者を中心に定着している中で、

こちらも、すっきりとは行かぬ難問を備えている。

厚生労働省案は、ユッケは材料を85度のお湯に

10分間漬けて、熱の通った表面から1cmほどを

トリミングして、芯の部分を使用することに。

この場合は、歩留まりは30%以下にもなりそう。

1人前で、2000にも3000円にもなって商売に

ならないとの声も。

また、生レバーは、従前から言われていると通り

食中毒の原因菌である「カンピロバクター」が

内部にも潜んでいる可能性が高く、禁止とは

ならぬまでも自粛となっている。

 
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