山の黄葉 油絵
初夏の暖かさが増してきた頃に、シロアリは羽アリと
なり、巣を飛び出してきて新たなペアを作り増殖を始める。
灯りを求めて集まる虫たちの中に、1匹でも羽アリが
混じっていれば、これは大変なことだ。
どこかで風で寄せ集められた羽根が固まりでもすれば
大騒ぎになるなること請け合いだ。
大事な家が、家具や植木がシロアリの食害に会っている
可能性が非常に大きくなり、退治するのは大ごとだ。
日本ではヤマトシロアリとイエシロアリがいるが、特に
木造住宅を傷めるのがイエシロアリ。
このイエシロアリを退治するために画期的な研究成果が
発表されて注目を集めている。
シロアリの社会は、ミツバチを同様に一匹の女王が卵を
産み続けて一族を繁栄させる社会的構成を備えている。
何故一匹なのかがポイントで、女王は他のアリが女王
アリにならないように、抑制する特定のフェロモンを
自身が備えていることが判っていましたが、このほど、
そのフェロモンの構成物質が見つけ出された。
このフェロモンを合成すれば、女王蜂を取り除いた後や
女王アリが未出の状態のときに、合成物資を散布すれば
オスたちが女王になるのを阻止することが可能になる。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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