ひまわり畑 油絵
ウシが飼料として食べた稲ワラが放射線に汚染
されていたために、怖いセシウム134や137が
牛肉から検出されてパニックが広がっている。
既に全国各地の店頭や焼肉屋を経て消費者の
口に入ってしまったものもある。
慌てた政府は、汚染牛などが居る地域からの
食肉は全数検査をすることにしたが、検査機器が
2000万円もする上に生産が間に合わず、完全な
検査に備えた体制整備は間に合いそうにない。
風評と不安で国産食肉市場では価格の下落が
顕著になっており、夏のバーベキューシーズンを
前にして、畜産農家や流通業者には厳しい季節に。
元はと言えば、農水省が放射能に汚染された
ウシの飼料の牧草や乾草の使用禁止に備えた
通達の中に、稲ワラが記載されていなかったこと。
牧草と同様に収穫される限りは、汚染されている
ことは常識だが、指示がなかったとか、飼料として
ウシが食べるとは思わなかったという業者も。
政府の指示ミスと管理の不手際がここでも大きな
被害を広げてしまうことに繋がった。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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