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2011年7月20日水曜日

貧困率が過去最悪の16%に

子供たちの音楽会  油絵







厚生労働省が7月12日に発表した2010年度の

「国民生活基礎調査」によれば、貧困と見なされる

年間の可処分所得が112万以下の人が占める

割合が16.0%となり、過去最悪を記録。

国民の貧しさが一段と進んだことになり、先進国の

中ではトップクラスとなる不名誉さに。

経済の低迷が続く中、年金生活者や非正規労働者

数が増加しているのが原因だが、それ以上に

この流れは判っていることだから、効果的な政策が

打てず、手をこまねいている支持家の怠慢だ。

特に問題なのは、子供が居る家庭の貧困率が

大幅に悪化していることで、一人親の所帯では

50.8%が貧困となっている。

ドイツやフランスでは、税金や社会的な扶助制度を

備えて、こうした貧困層に救済の手を差し伸べて

半分以上は救われているが、日本ではわずか

3%程の救済率でしかない。

子供手当法案の取り扱い一つ見ても、政治家は

取引の道具としか見ていようでは救われない。

政治家からは未だ、貧困率への評価の声がない。

 
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