赤い花畑と青い山脈 油絵
今年の七夕の夜は生憎の雨で、天の川での
織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)のデートを
祝福することができなかった。
と言うより、天帝は雨の日は天の川も増水して
渡れないからか、2人のデートを許さないとか。
民家の軒先や商店街の通り筋などには笹竹に
飾りと共に子供たちの願いが書かれた短冊が
下げられていたが、商店街では笹竹のそばに
短冊とンを備えた机が置かれ、通る人が自由に
願い事を記入して吊り下げられるようにしていた。
今年は東日本大震災のこともあり、短冊の多くには
被災者への励ましや一日も早い復興を願う
短冊が多くみられた。
雨天であっても願いは聞き届けてもらえただろう。
少し離れた川沿いの民家のある一角に小さな
祠があり天棚機(たなばた)姫神が祀られている。
かっては7月15日に、川や海から水の神がやって
来るので、水辺に設けた棚に備えつけられた
機織り機で乙女が神聖な織物を織って捧げる
行事が行われた場所だとか。
日本古来からのお盆行事であったものに、中国
から伝わった行事が重なって、供物の棚と飾りの
幡から棚幡>たなばた>七夕となったとか。
判るようで判らない七夕祭りだが。
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