凱旋門のある通り 油絵
季節は立秋ながら、朝から容赦なくギラギラの
熱線が降り注ぎ、クマゼミが大合唱。
7月初めの早朝の森は静けさが支配していて
物悲しさを備えたヒグラシゼミの声を耳にすると
晩夏の空気を感じた。
森の奥のお堂で休んでいると、何時ものように
森の中を這って来るような春ゼミの合唱。
右手から波が押し寄せて来て、1分ほどすると
引いて行き、間を置かずに左側の組の合唱が
這い上がって来る調和性を備えている。
見えない指揮者が操っているような合唱だ。
今年はクマセミの鳴き声も少なく、例年より遅い
ように思っていたが、7月も末になると昨年に
劣らぬ大合唱が7時前からスタートしだした。
節電でクーラーを入れずに窓を開ければ熱風と
クマゼミの攻撃に晒され、昼寝どころではない。
このクマゼミが温暖化が進むにつれて関西から
北上し、今では太平洋側では福島県南部まで
侵攻して居るのではないかと思われるが、この
夏だけは、合唱自粛を願いものだが。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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