ハワイの夕日 油絵
中国人の食生活にとって欠かせないのが豚肉。
この豚肉が今年初めから投機対象になったことも
あって異常な値上がりとなり、消費者物価指数を
大幅に引上げ6%台にもなっていた。
政府の厳しい指導や在庫品放出などでやっと
価格上昇率も3割台にまで下がって来ている。
一連の値上り騒動の中で、従来から大きな問題と
なっていた、肉質を良く見せるために「痩肉精」
使用問題も放置されたままのようだ。
痩肉精は主として塩酸クレンブテロールから
なり、赤身の肉部分を多くする働きを備えている。
この痩肉精だけでなく、あらゆる抗生物質や
危険性を備えている重金属類を含む薬剤類が
投与されており、全体の豚の2/3は何らかの
薬剤により中毒症状に落ちいているとされる。
先日は、夜中に豚肉が光っているのを見て
仰天した事件が報じられていたが、光る豚肉の
話は全国各地にあり、原因は、これも肉質を
美味しく見せるために蛍光増白剤を投与して
いるためとされている。
当局は、こうした危険性を備えた薬剤の投与を
厳しく取り締まれば豚肉の供給に影響が出て
価格上昇につながることも然りながら、何よりも
余りの数の多さに手が付けられず放置された
ままと言うのが実情とか。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。