富士山と蓬莱山 油絵
2011年1月末に大規模な噴火をした新燃岳は
鹿児島県側とそれ以上に、山裾の都城市を
始めとする宮崎県側の市町村に大きな被害を
もたらした後、噴火活動は沈静化していた。
国土地理院が備えている衛星利用測位システム
(GPS)による地殻変動観測では,地下に在る
噴火の基のマグマの量が、1月末に減少したが
その後、徐々に増え続けて、最近では1月末の
噴火当時の状態まで戻って来ているという。
新燃岳の下には、地殻のマグマから送出された
マグマ溜りがあり、この量の増加による山容の
膨らみが火口近くで観測されており、現在では
その大きさは25cmほどにもなっている。
このため、鹿児島地方気象台では、来年早々、
1~2月にも再度噴火する可能性が非常に
高まって来たと警告をしている。
正月近くなり、慌ただしい中で、噴火に備えた
防災態勢を早急に整えなければならないのだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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