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2011年12月1日木曜日

新燃岳の再噴火が近い?

富士山と蓬莱山  油絵






2011年1月末に大規模な噴火をした新燃岳は

鹿児島県側とそれ以上に、山裾の都城市を

始めとする宮崎県側の市町村に大きな被害を

もたらした後、噴火活動は沈静化していた。

国土地理院が備えている衛星利用測位システム

(GPS)による地殻変動観測では,地下に在る

噴火の基のマグマの量が、1月末に減少したが

その後、徐々に増え続けて、最近では1月末の

噴火当時の状態まで戻って来ているという。

新燃岳の下には、地殻のマグマから送出された

マグマ溜りがあり、この量の増加による山容の

膨らみが火口近くで観測されており、現在では

その大きさは25cmほどにもなっている。

このため、鹿児島地方気象台では、来年早々、

1~2月にも再度噴火する可能性が非常

高まって来たと警告をしている。

正月近くなり、慌ただしい中で、噴火に備え

防災態勢を早急に整えなければならないのだ。

 
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