秋の渓谷 油絵
A型インフルエンザウィルスは、容易にブタ、
トリ、そしてヒトに感染する性質を備えている。
2009年の新型インフルエンザはメキシコで
発生した豚インフルエンザから感染が始まった。
今年も、新しい遺伝子を備えた新型の豚インフ
ルエンザがアメリカで発生し、ヒトからヒトへの
感染が確認されている。
毎年、冬の渡り鳥のシーズンがやって来ると
日本列島は鳥インフルエンザの危険に晒される。
シベリア地方に居るカモやガンなどの水禽類の
20%は、インフルエンザウィルスを備えており、
ウィルスは鳥たちの腸管で繁殖し、糞の拡散で
感染が広がるが、自然宿主として存在している
ために発症せず、日本に持ち込まれて、糞と
共にばら撒かれ、養鶏場などで感染が広がる。
ウィルスの中で特に高い病原性を備えている
のがH5N1型のウィルスだ。
インドネシアでは、今年も既に9人が死亡して
おり、死者の延べ人数は150人に達している。
日本へはカモやツルなどの飛来で持ち込まれる
ルートが3つあることが判っているが、飛来する
入り口で検疫できない相手だけに始末が悪い。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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