樹氷 油絵
南アフリカで開かれていた地球温暖化防止に
備えたCOP17は、世界の国々を対象にした
新しい温暖化ガス排出削減の基準作りを
目指したが成果が得られず閉会。
来年期限切れとなる京都議定書はそのまま。
2020年に皆で新たな基準を作りましょうで終り。
地球上に残る大きな氷河の一つで、チリ南部の
パタゴニア地方にあるホルヘ・モント氷河観測で
過去110年間に20Km後退し、ここ1年間では
約1kmと後退のスピードが速まっている。
国連の報告でも、2000年代に入って氷河の
溶ける速さが過去の3倍のスピードを備えて
加速していると警告をしている。
日本には、今まで存在しないと考えられていた
氷河が、北アルプス・立山連峰で発見された。
確認現場は、立山の主峰・雄山東側斜面にある
御前沢雪渓と、剱岳方稜線の東側の三ノ窓雪渓、
小窓雪渓の合計3か所でいずれも標高3000m
近い場所に存在。
これらは雪渓として知られていたが、ここの
雪渓内の氷塊が流動していることが観測の結果
明らかになり、氷河としての条件を備えている
として国立極地研究所のシンポジウムで発表。
長く残って欲しいが、進む温暖化が心配だ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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