朝日の富士山 油絵
化石でしか存在が確認されていなかったシーラ
カンスがアフリカのマダガスカル島に近いコモロ
諸島近海で発見された時は、化石の生物が
生存していたと大騒ぎになった。
何百万年もの間、絶滅することなく生命を伝え
続けて来た生命力を備えたシーラカンスの
秘密に迫る研究も続けられている。
その後に、インドネシアでも生息している集団が
発見され、まだどこかに生存しているのでは
ないかとの期待も掛けられていた。
最近、最初に捕獲されたコモロ諸島から1000
Kmほど離れたタンザニア北部のタンガ沖で
捕獲されたシーラカンスの集団が、コモロ諸島の
集団とは異なる遺伝子を備えていることが判明。
遺伝子の分析から、この集団は20万年から
100万年ほど昔に、コモロ諸島の集団から
分かれた集団であることが判ったと言う。
現代人が祖先から分かれる以前から、一つの
集団として生存し続けて来たことになる。
人類にとっては生物界に大先輩だ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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