富士山と蓬莱山 油絵
秋の観光地は、依然と変わらぬほど中国人の
観光客の回復で、至る所で賑やかさが見られる。
ドラッグストアに入ると、外観は日本人と見分けが
付かないほどの様相を備えていても、品物の
選び方やカゴの中を見れば直ぐに判別できる。
薬や化粧品を片端から、ブランド名や薬剤名で
判断してカゴに入れて行く気前良さに驚く。
彼らが買っているのは「本物」の商品だからだ。
中国の市場はニセモノ天国で、特に薬が危ない。
日本製の名の通った薬剤では、ブランド名を
1字だけ変えたり、類似名にしたりと数種類も
揃えられていることがあるが、これだけではない。
公安局は11月に偽造薬品の一斉摘発を行い
1800人近い容疑者を拘束し、約250億円の
偽造薬品を押収している。
模造薬品の製造から販売まで、更には病院に
まで流通ルートが確立されており、使用済みの
正規薬品の外装箱やシリアルNo.までも回収
するルートを備えた大産業界なのだ。
漢方薬でも百銘柄以上の偽造薬が流通しており
服用してみないと本物かどうか見分けられない。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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