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2011年12月30日金曜日

中国 お手上げの豚の薬品漬け

ハワイの夕日  油絵






中国人の食生活にとって欠かせないのが豚肉。

この豚肉が今年初めから投機対象になったことも

あって異常な値上がりとなり、消費者物価指数を

大幅に引上げ6%台にもなっていた。

政府の厳しい指導や在庫品放出などでやっと

価格上昇率も3割台にまで下がって来ている。

一連の値上り騒動の中で、従来から大きな問題と

なっていた、肉質を良く見せるために「痩肉精」

使用問題も放置されたままのようだ。

痩肉精は主として塩酸クレンブテロールから

なり、赤身の肉部分を多くする働きを備ている。

この痩肉精だけでなく、あらゆる抗生物質や

危険性を備えている重金属類を含む薬剤類が

投与されており、全体の豚の2/3は何らかの

薬剤により中毒症状に落ちいているとされる。

先日は、夜中に豚肉が光っているのを見て

仰天した事件が報じられていたが、光る豚肉の

話は全国各地にあり、原因は、これも肉質を

美味しく見せるために蛍光増白剤を投与して

いるためとされている。

当局は、こうした危険性を備えた薬剤の投与を

厳しく取り締まれば豚肉の供給に影響が出て

価格上昇につながることも然りながら、何よりも

余りの数の多さに手が付けられず放置された

ままと言うのが実情とか。

 
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