2016年10月に中国メディアが伝えたところによると大学の
調査チームが中国各地の水道水を調査した結果では、
中国の23省、44都市、155ヶ所で採取した水道水と浄水
水源から発がん性物質のニトロソジメチルアミンが
検出されたと伝えている。
分析結果では、ニトロソジメチルアミンの濃度が最も高く、
水道水から1リットル当たり平均13ngが検出されている。
この濃度は、米国環境保護庁が全米での調査結果より
3・6倍もの濃度であり、ニトロソアミンが発がん性を
備えており、特に食道がんと密接に関連している。
中国では工場の排水も浄化されずに垂れ流されており、
黒い色の川の流れだけでなく、時には真っ赤に染まった
川の流れの画像が見られることもある。
既に中国の母なる川の黄河では断流が常態化し、長江
では固有種の希少生物のヨウスコウ・カワイルカや
カラチョウザメ が絶滅の危機に瀕している。
都市部の水質汚染も悪化の一途をたどり、地下水の
97%が飲料用の水質を備えていないというひどさだ。
文明の発展と共に、生活に必要な水の消費量は増加
するが、良質の水に恵まれた日本人は1人・日当たり
200リットル以上の水を消費しているが、中国では
半分以下でありながら、水質保全には無神経。
今の自分さえよければ、他人や先のことは眼中にない。
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