中国ではシックハウス症候群が深刻で、9月に若い
女優が新築住宅のホルムアルデヒド汚染でがんを患い
死亡する事故が発生し、一気に関心が高まった。
日本でも新建材の普及時には多くの犠牲者が出た
時代があったが、接着剤を中心にしたホルムアルデヒド
規制の強化と共に事故が減少した。
ホルムアルデヒドは発がん性を備えているため、WHOは.
気中濃度基準値を0・08ppmとしており、日本もこれに
準じて0.08ppmとしている。
1ppmを超えると、目や鼻に刺激を感じて不快感を
覚え、5ppmを超えると目・鼻・のどに強い刺激を受ける。
中国で通常、新築のマンション購入時の部屋はコン
クリートがむき出しで、居住者が個別に内装業者と
契約して部屋作りを行う。
中国では建材の安全性に備えた品質基準が曖昧で
あるため、ホルムアルデヒドを放散する安価な建材や
家具用材が大手を振って流通している。
中国児童白血病協会の調査では、90%の子供の白血病
患者は、半年以内の住宅の内装工事が原因とする。
今年5月には新築校舎に移転後のシックハウス症候群で
493人の生徒が皮膚炎や気管支炎を発症している。
また、校庭やトラックに使用された廃タイヤやケーブル
の地質改良材からの毒性を備えたガスの放散で生徒の
2/3がシックハウス症候群に。
工場跡地や隣接地に学校を建てたことによるガス中毒や
シックハウス症候群による事故も多発しており、豊洲の
ケースも安全ファーストで進めるべきだ。
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