高血圧症になると、心臓の左心室が肥大して、
『HFpEF(ヘフペフ/拡張不全)』を起こし
心不全のような状態なる。
ヘフペフは高齢者に多く、命に係わる急性
心不全を起こし易くなる。
肺炎を起こしたときや、寒暖差などで血圧が
乱高下したときに発症し易いので注意が必要。
左心室肥大の不整脈で、[心室細動]を起こすと
やはり命に関わる。
心室細動は、心室がプルプルと震えたように
なって血液を送り出せなくなり、自動体外式
除細動器(AED)などで心臓の動きを元に戻さ
ないと生死を分けることになる。
更に、心臓の上の部分の心房の動きが悪くなる
[心房細動]では、心房内で停滞した血液に
血栓が生じ易くなり、それが、脳の血管へと
流れ着いて脳血管が詰まる[心原性脳塞栓症]を
引き起こすことになる。
すでに高血圧の人は、減塩などの食生活の
見直しと、適切な薬の服用で血圧のコント
ロールを心掛けることが大切だ。
□塩分過多の高血圧が引き金で起きる心臓病
*HFpEF(ヘフペフ/拡張不全)
大動脈へ全身の血液を送り出す左心室の動きは
正常なのに、血液をうまく送り出せない状態に
なり、急性心不全を起こし易い。
*不整脈
心臓の拍動が乱れ、命に関わる心室頻拍
(ひんぱく)や心房細動を起こし易い。
*心房細動
心臓で生じた血栓が脳の血管を詰まらせる
「心原性脳塞栓症」を起こし易い。
冬場の発症リスクが高いので用心が必要。
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健康と安心のメタボへの備えは?
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