腎臓は、体内の塩の成分であるナトリウムの
バランスをとり、血圧や水分調整も行っている。
塩分をとり過ぎると腎臓への負担も重くなる。
腎臓は、1日およそ1400リットルの水分を
1リットルに濃縮して尿を作る。
食塩が多過ぎると濃縮する時の負担が重くなる。
高血圧によって血管がダメージを受けていれば、
さらに腎機能は悪くなる。
こぶし大の腎臓には、小さなろ過装置とも
いえる糸球体が片方に約100万個備えている。
必要な成分を再吸収して、多過ぎるナトリウム
などを尿と一緒に排出することを繰り返す。
約100万個ある糸球体だが、加齢とともに数は
減少し、それに拍車をかけるのが食塩のとり
過ぎや高血圧なのだ。
60万個に減っても100万個分の仕事をするため、
当然、残った糸球体への負担は重くなる。
塩分過多で高血圧も伴うと[慢性腎臓病(CKD)]
リスクが高くなるが、早期段階ではCKDは
無症状なので気づかない。
健康診断で「タンパク尿」や「糸球体ろ過量
(GFR)」の異常値が出たならば、腎臓
内科を受診することが大切になる。
腎機能低下では、足のむくみが生じ易くなる。
普通の人でも重力で血液が足の方へたまって
夕方にはむくみ易いが、翌朝になっても
むくみが改善しないときには、心臓機能の
低下も相まっている可能性がある。
□慢性腎臓病(CKD)とは腎機能が低下した状態。
(1)タンパク尿と、(2)糸球体ろ過量(GFR)の
異常値が3カ月以上続くことが慢性腎臓病の
目安となる。
日本での患者数は約1330万人と推計。
早期段階では自覚症状がないが、進行すると、
むくみや貧血などの症状が現れ、腎不全のみ
ならず心不全のリスクも高くなる。
高血圧や糖尿病の人はCKD発症リスクが高い。
すでにCKDになっている場合は、高血圧や
糖尿病でCKDが悪化するので、より注意が必要。
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