塩分過多が、高血圧につながることは良く
知られており、メタボ対策でも、塩分摂取量の
減少が指導される。
高血圧だけでなく、心臓、腎臓、胃などにも
悪影響を及ぼすと専門医は指摘する。
まず、塩分をとり過ぎると、血中のナトリウム
濃度を一定に戻すために血液量が増え、心臓や
血管に負荷をかけることで血圧は上がる。
これを放置すれば、高血圧症になり、心不全の
引き金にもなる。
「高血圧では心臓の左心室が肥大して、
『HFpEF(ヘフペフ/拡張不全)』を起こし
易くなる。
左心室の収縮は良好なのに、心臓から出る
血流が悪くなり、心不全のような状態になる。
心臓は、上が心房、下が心室の左右計4つの
部屋に分かれている。
健康な心臓は収縮することで、心臓の左上の
左心房から左下の左心室に血液が送られ、
さらに左心室から大動脈へ送り出されて
全身へと血液が運ばれる。
だが、高血圧で左心室が肥大して[ヘフペフ]に
なっていると、心臓が膨らんだときに血液を
上手くためることができなくなる。
心臓の収縮・拡張の動きは良好でも、左心室
から送り出す血液量が減り、血液量が減る
ことで心不全のような状態になるのだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿