韓国原子力安全委員会は、9月3日以降に
稼働が中断している原発6基の故障に関連し、
原子力安全技術院の専門家で構成された
調査団を派遣して調査しており、原因調査と
再発防止対策を用意して韓水原に再稼働を
承認する方針を発表したと報じられている。
9月3日午前2時過ぎ、台風9号(メイサーク)が
釜山に上陸し強風と豪雨を伴い北上した。
台風の進路に沿って立地する原子力発電所の
古里3、4号機と、新古里1、2号機の
原子炉4基が9月3日未明に運転を停止した。
古里原子力本部は、原子炉の停止原因は、
発電所の外の電力系統異常と推定して原因を
調査中と発表した。
台風10号(ハイシェン)が、9月7日朝、釜山
東部沿いに北上し、蔚山に上陸した。
台風の影響で、慶州市の月城原子力発電所の
月城2号機と号機が稼働を停止した。
月城本部は原因を点検中であり、確認され
しだい復旧措置に入る方針と発表した。
これらの原発の故障の原因付いて、原発を
運営する韓国水力原子力は、[原発に接近した
強力な台風による高波と強風の影響で、多量の
塩分(海水)が発電所敷地内の電力設備に流入
して故障が発生した]と説明した。
古里1~4号機は、2003年の台風14号により
稼働が停止した過去があり、再び同じ故障を
繰り返したことに、近隣地方自治体で構成する
[全国原発同盟]から、強い抗議が起り、事故
原因の徹底調査と実質的な再発防止対策を要求。
原発同盟は、原発近隣地域住民の環境権保障
などのために政府と国会に[原子力安全交付税]
新設、原発政策推進時に16の地方自治体意見の
積極的反映などを繰り返し要求している。
韓水原は、故障設備の復旧作業と電力設備の
塩分除去作業を進めているが、古里原発4基と
月城原発2基が備えている発電力は、全体の
電力の8%ほどであり、現在の電力予備率は
20%を超えているため、原発6基の稼働
中断でも国内の電力需給には支障がないという。
原子力安全委員会は、原因調査終了後に再発
防止対策が提出されれば再稼働を承認する。
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