4月29日に全人代常務委員会は、食品の浪費を
禁じる「食べ残し禁止」法を可決した。
沢山の料理を出して、歓待するのが中国の
伝統的なおもてなし。
円卓に、多量に残された料理を、テーブル
クロスの上にぶちまけて、丸めて一気に持ち
去る豪快な後始末はよく見られるケース。
先ず、「食べ残しを禁止」し、無駄をなくす
ことを命令するまでは真っ当な政策だろう。
この法律には、飲食を提供する料理店は、
大量に食べ残した客から、ごみの処理費を
請求できることや、日本でも醜い番組の代表
格の大食い番組も禁止され、罰金が課される。
客に、大量に料理を注文させた場合には、
最高で1万人民元(約16万9000円)の罰金、
曽於食い番組などには、その10倍の罰金。
中国国内で出される料理店からの残飯量は、
年間1800万トンほどにも上り、これは5000
万人ほどの人の年間の食事量に相当するという。
中国は、既に食料の自給率が70%台に落ちて
おり、年間1億3000万トンの食料不足の状態。
気象変動による農業への影響も、年々深刻化
しており、耕作地の多くは多肥料による酸性
化や硬化、さらに深刻な耕作地の2割にも
及ぶのではないかとされる土壌汚染がある。
穀類の大輸出国である米国との貿易戦争では
腹が減っては戦は出来ず、劣勢は避けられない。
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