英国では、変異株(アルファ株)の猛威で、
1日当たりの感染者数が6万人を超える深刻な
状況になったが、ワクチン接種の効果もあり、
5月末ごろには1日当り1000人ほどにまで
減らすことに成功していた。
しかし、6月に入ってインド株(デルタ株)が
猛威を振るいだし、7000人台にまで拡大、
6月14日には、21日に解除する予定だった
規制を延期せざるを得ない状況になった。
感染者の9割が、デルタ株に置き換わっている。
英保健当局は、4月22日にデルタ株の感染者が
国内で新たに55例確認され、132例となった
のを受けて、23日からインドからの渡航者の
入国を禁止した。
しかし、これまでインドへの渡航制限を比較的
緩やかな規制に止めていたことが影響して
デルタ株の英国内での感染拡大を許したとして
市民から批判が出ている。
現在の日本の状況に似ており、6月20日に
緊急事態宣言を解除し、規制を緩和すれば、
8月には日本国内は英国と同様の状況になると
専門家は警告を出している。
デルタ株の特徴は[L452R]と呼ばれる遺伝子
における変異で、ウイルスが細胞に侵入する
際に使うスパイクタンパク質の452番目の
アミノ酸が、L(ロイシン)からR(アルギニン)に
変異していることを示している。
この変異で、日本人の6割が備えている
白血球の型[HLA(ヒト白血球抗原)―A24]が
つくる免疫細胞から逃れることによるとされる。
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