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2021年6月29日火曜日

ワクチンの高接種率国チリで感染者増の異変 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
カンツツジ



6月27日更新の報告では、世界で100人当りの

ワクチン接種回数の最も多い国はチリ。

114・99回で、英国を凌いで世界一。

チリ国民は、平均で1回以上ワクチン接種を

行っていることになる。

英国が111回、米国が96回で3位。

日本は29・4回、中国は79回だが、既に10億回

接種したとして、接種回数ではダントツの多さ

(27日データでは11億4000万回)。

ワクチン接種率一位のチリで異変が起こっている。

感染者数は、世界22位で153万7000人、死者数

3万2000人と多く、10万人当りの死者数は

160人を超える。(米 180人、ブラジル 228人)

ワクチン接種率が高いが、未だに感染者や

死者の数が減らず、増加傾向が続く。

チリの大統領府は、9月には3回目の接種が

必要だとする方針を発表している。

チリでは、早い段階から中国のシノバック製

ワクチンを採用しており、接種全体の8割方が

シノバック製ワクチン。

世界保健機関(WHO)は、5月に中国のシノ

ファーム製を、6月1日にはシノバック製ワク

チンに対して緊急の承認を行った。

感染予防効果については、それぞれ79%と

51%とする推定値を公表した。

臨床試験データの開示のないワクチンを、

推定値を基に承認しており、これに基づいて

IOCまで、オリパラ選手に使用を推奨し、

必要な国には供給も行うという。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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