半導体生産では、設計と製造とに大きく分け
られるが、自社で設計をして製造も行える
インテル(米)が世界で最先端を走る。
また、設計を専門に行う企業には、クアルコム
(米]やエヌヴィディア(米)など米国製が優勢だ。
インテルを含む、これら設計企業は製造を
専門に行う企業、ファウンドリに委託する。
サムスン電子は、半導体製造ではトップクラス
だとは言え、同じファウンドリ企業の台湾積体
電路製造(TSMC)は、世界シェアの54%を占める。
微細化を競う製造技術でも、現時点で最先端の
5ナノメートル(nm)の回路線幅の半導体を安定
的に製造できる唯一の企業であり、3nm半導体の
受注も好調なことから、次世代の2nm半導体
開発に備えて、Appleと共同研究を開始している。
IBMが、2nmの半導体開発に成功したと報じ
られているが、IBMは自社では製造は出来ない。
将来、TSMCが受注生産することになるだろう。
だが、サムスン電子は7nm製造の技術レベルに
止まっており、TSMCと大きく差が付いた。
半導体を製造する設備についても、TSMCが
最先端設備を供給できるオランダのASMLから
大量の装置を確保したのに比べて、サムスン
電子は大きく出遅れてしまったとされる。
サムスン電子が、世界でトップを占めている
のはメモリ半導体であり、電源を切るとデータが
消失するDRAM半導体で、単価の安い量産型。
同じメモリー半導体でも、データが消失しない
フラッシュメモリ半導体や個別の目的を持った
演算を対象としたロジック半導体デバイスある。
これらは、より高い開発や製造技術が要求される。
日本の半導体産業再生の目標は、この部門。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿