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2021年6月12日土曜日

ロシア 鳥インフルがヒトに感染確認

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
東大寺 大仏殿



ロシア当局は、2021年2月18日に、高病原性

鳥インフルエンザウイルス「H5N8亜型」に、

7人が感染したと世界保健機関(WHO)に通知。

鳥インフルウイルス[H5N8亜型]が、鳥から

ヒトに感染が確認された最初の事例となった。

ヒトからヒトへの感染確認例は現時点ではない。

[H5N8亜型]ウィルスは、2010年に中国江蘇省の

生鮮市場のアヒルから初めて分離された。

2014年までに、日本や韓国で、家禽や野鳥の

集団感染が発生したほか、ロシアや他の欧州

諸国、米国、カナダ、インドなど、46カ国

以上で確認されている。

2020年12月、ロシア南部アストラハン州の

養鶏場で[H5N8亜型]への集団感染が発生し、

12月3日から11日までに採卵鶏90万羽のうち

10万1000羽が死んだ。

ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター

(VECTOR)がその対応に当たった養鶏場の

作業員から臨床検体を採取し、検査した結果、

29歳から60歳までの7名が陽性と診断された。

数週間の経過観察期間中、陽性者はいずれも

無症状であり、この期間に改めて採取した

検体での検査では陰性となった。

また、家族や他の作業員ら、陽性者の濃厚

接触者からは、臨床症状は認められなかった。

中国疫病預防控制中心(CCDC)の専門家などは、

[H5N8亜型]が種の障壁を超えてヒトを含む

哺乳類にも感染したことが確認されたことから、

[H5N8亜型]ウイルスが新たなパンデミックを

もたらすおそれがあると警鐘を鳴らしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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