ロシア当局は、2021年2月18日に、高病原性
鳥インフルエンザウイルス「H5N8亜型」に、
7人が感染したと世界保健機関(WHO)に通知。
鳥インフルウイルス[H5N8亜型]が、鳥から
ヒトに感染が確認された最初の事例となった。
ヒトからヒトへの感染確認例は現時点ではない。
[H5N8亜型]ウィルスは、2010年に中国江蘇省の
生鮮市場のアヒルから初めて分離された。
2014年までに、日本や韓国で、家禽や野鳥の
集団感染が発生したほか、ロシアや他の欧州
諸国、米国、カナダ、インドなど、46カ国
以上で確認されている。
2020年12月、ロシア南部アストラハン州の
養鶏場で[H5N8亜型]への集団感染が発生し、
12月3日から11日までに採卵鶏90万羽のうち
10万1000羽が死んだ。
ロシア国立ウイルス学・生物工学研究センター
(VECTOR)がその対応に当たった養鶏場の
作業員から臨床検体を採取し、検査した結果、
29歳から60歳までの7名が陽性と診断された。
数週間の経過観察期間中、陽性者はいずれも
無症状であり、この期間に改めて採取した
検体での検査では陰性となった。
また、家族や他の作業員ら、陽性者の濃厚
接触者からは、臨床症状は認められなかった。
中国疫病預防控制中心(CCDC)の専門家などは、
[H5N8亜型]が種の障壁を超えてヒトを含む
哺乳類にも感染したことが確認されたことから、
[H5N8亜型]ウイルスが新たなパンデミックを
もたらすおそれがあると警鐘を鳴らしている。
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