台山原発からの放射線漏れの事故に対して
中国生態環境省は6月16日「冷却材の放射性
物質の濃度が上昇したが、安全運転の基準は
満たしている」、また「濃度の上昇は主に
燃料棒の破損に関係している」と発表。
更に、「原発の運転中には少量の燃料棒の
破損は避けられず、一般的な現象だ。関連
データによると、世界の多くの原発では、
燃料棒が破損しても運転を継続した経験が
ある」と主張し、「炉心には6万本以上の
燃料棒が装填されているが、破損したのは
5本前後と推定され、破損率の上限(0.25%)を
大きく下回っている」として安全性を訴えた。
生態環境省と国家核安全局も、「燃料製造や
輸送、装填などの過程で起きる制御不能な
要因による影響で、燃料棒の軽微な破損は
避けられない」ことであり、「よくある現象」
だと説明し、安全性の認識ゼロの怖さを感じる。
日本国内でも、50年ほど前の1973年3月、
関西電力美浜1号機で、燃料棒が折損事故が
発生したが、関電はこの事故は当初外部には
明らかにされず、秘密裏に核燃料集合体を
交換しただけで隠蔽。
後日、内部告発で露見し大問題となっている。
フラマトムは、2020年年10月には事故報告を
受けていたが、ガスの蓄積と外部放出について
把握したのは6月12日になってからと説明。
原子力発電の輸出に熱心な中国政府と共に
今後の原子力政策にマイナスの影響は不可避に。
危険性を備えた希ガスの外気放出は福島原発の
トリチウムを含む処理水の外洋放出とは、
放射線の危険度では桁違いに大きい。
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