9月16日に、石川県能登半島でM5・1の地震が
発生した後、南方部の岐阜県飛騨地方で
M5・0の地震が発生した。
震源地は、穂高岳の西北西およそ4.5Km、
深さ約10Kmの山岳地。
岐阜県高山市で震度4を記録した。
この地震で、北アルプスでは崩落や落石が発生、
槍ヶ岳ではけがをした男性1人がヘリコプターで
救出された。
穂高岳の南に存在する焼岳周辺は群発地震の
中心地で、近年地震が頻発している。
気象庁のデータでは、2020年の1年間に岐阜県で
観測された揺れの最大は震度4が3回、震度3が
18回あったが、これらの揺れのほとんどは、
高山市で観測されており、高山市周辺に震源が
集中しており、特に焼岳周辺に集中している。
岐阜県には、多くの断層帯が存在するが、
大きな揺れを起こした断層帯には、東には
富山県から庄川沿いに伸びてくる庄川断層帯が
あり、すぐ南に連続するように下呂市から南に
延びる全長70Kmの第1級の阿寺断層帯がある。
この断層帯による歴史に語り継がれる大地震に
天正大地震(1586年1月18日)がある。
天正13年11月19日深夜、飛騨白川谷の保木脇で
大地震による大規模な山崩れが発生。帰雲場が
城下町ごと一瞬にして埋没し、城主以下、
臣下300人が犠牲となった。
地震の規模はM7.8と推定され、岐阜県全域
だけでなく、富山県南部、滋賀県東部、名古屋
市などで震度6相当と推定され、その他大垣、
尾張長嶋、近江長浜、京都などでも被害が発生。
震源域は、庄川断層帯から、阿手断層帯付近に
かけてとする見方が一般的で、伊勢湾奥付近の
活断層(養老ー桑名ー四日市断層帯など)も
この時一緒に活動したとする説もある。
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