2021年の北半球の夏は、最高気温更新の報道が
相次ぐ暑い夏だった。
6月から、米大陸太平洋岸のカナダ南部から
カリフォルニア州にかけて、高温や熱波、
山火事と暑いニュースで溢れた。
6月、カナダのリットンで49・5℃、米ポート
ランドでは46.1℃を記録した。
同じ6月に、クウェートでは53・2℃を記録。
カリフォルニア州デス・ヴァリー(死の谷)では、
2020年8月16日に、54・4℃を記録し、暑さの
記録を89年ぶりに更新している。
多くの地球の温暖化が進んでいるとの報告に、
過去30年間に上昇したのは、人が感得し得ない
僅か0・3℃であり、地球温暖化論は間違って
いると主張する研究者もいる。
だが、目で見える温暖化による現象を知る
ことができるのが、北極圏の陸氷の融解、
氷河の後退、更に凍土の溶解だ。
2020年6月20日、北極圏のすぐ内側に位置し、
1月の平均最低気温が氷点下42℃にまで下がる
ロシアのサハ共和国ベルホヤンスクで38℃記録。
凍土地帯での気温上昇に伴う永久凍土溶解で、
地中に閉じ込められていた二酸化炭素(CO2)と
メタンが放出され、温暖化を加速させる。
人間の生活や産業活動、火山噴火などの自然
現象などで、大気中に排出された二酸化炭素の
うち25%は陸上植物や土壌が吸収している。
中でも、アマゾン熱帯雨林は他の植生よりも
効率的に二酸化炭素を吸収・貯留し、4500億トン
もの二酸化炭素を蓄えている。
ブラジル国立宇宙研究所(INPE)の調査研究では、
過去40年にわたる、アマゾン熱帯雨林の森林
破壊や高温、干ばつ、また開拓に伴う森林火災の
影響で二酸化炭素の排出量が増加し、熱帯
雨林地域での二酸化炭素排出量が、吸収量を
20%上回っていることが判明したとする。
また、米英仏の研究チームの報告でも、[ブラ
ジルのアマゾン熱帯雨林では、2010年から
2019年までの二酸化炭素吸収量が139億トンで
あった一方、その排出量は166億トンであった]
とし、排出量がその吸収量を約20%上回った。
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