7日午後10時41分ごろ、千葉県北西部の千葉市
沿岸部付近の深さ75Km付近を震源とする
Ｍ5.9の地震が発生した。
震度5強の強い揺れを、東京都足立区と埼玉県
川口市と宮代町で観測した。
震度4の揺れを、関東地域の各地と山梨県、
静岡県で、また震度3は関東甲信越などで観測。
震度1は、奈良県大和郡山市でも観測されるなど
揺れが広い範囲に及んだ。
埼玉県と東京23区で震度5強以上の揺れを
観測したのは2011年3月11日のは東北地方
太平洋沖地震の巨大地震、M9･0以来。
この地震では、「長周期地震動」が発生し、
東京23区と千葉県北西部で4段階のうち下から
2番目の階級「2」を観測したが、高層ビル
などではほとんどが日常業務終了後であった
ため、揺れによる大きな人的被害はなかった。
地震動の揺れは、数百Kmの遠方まで及んだ。
震源は、関東地方が乗る北米プレートの下に
南東方向から沈み込むフィリピン海プレートと
さらに下に東方から沈み込む太平洋プレート
との境界だとされている。
今回の地震の震源の位置や揺れの強さは、
2005年7月に千葉県北西部を震源として発生
したM6･0の地震に似ていると専門家は指摘。
この地震でも、足立区で震度5強の揺れを
観測したほか、関東南部で震度5弱の揺れを
観測ている。
特に、地盤が軟弱な川沿いに立地する足立区
などで強い揺れが観測されている。
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