2021年3月、山梨、静岡、神奈川の3県などで
つくる「富士山火山防災対策協議会」は、
富士山の噴火を想定したハザードマップ
(危険予測図)の17年ぶりの改定版を公表した。
今回の改定で、噴火によって発生する溶岩流が
盛り込まれ、神奈川県内への流入が想定された。
2004年6月、国が策定したハザードマップでは、
神奈川県内の被害は火山灰の降灰のみだった。
今回、想定される火口のの範囲を、神奈川県
寄りにも広げた結果、噴火発生の33時間後に
県西部の山北町に溶岩流が到達する。
その後、小田原市や大井町へと7市町に及び、
避難が広域となり、防災や避難計画の再策定の
必要が出て来た。
火山学者は、富士山は過去5600年間に180回
近く噴火を繰り返してきており、約100年に
1回割合で噴火をしている。
最後の噴火は、1707年の江戸時代中期、宝永
大地震の後に噴火した「宝永噴火」で、江戸の
街に大量の火山灰を降らせた。
それ以降、300年間が過ぎて、富士山の20Kmに
あるマグマ溜まりは満杯状態だという。
専門家が想定している最悪のケースは、やはり
宝永噴火と同様の、大地震との連動。
指摘では、2011年3月の東北地方太平洋岸地震
発生の4日後に、富士山のマグマ溜りの真上で
震度6強の地震が発生した。
この地震でグマ溜りの天井部分の岩盤がひび
割れが発生し、マグマ溜りの圧力が下がった
結果、マグマに含まれている約5%の水分が
水蒸気となり、体積が4500倍になってもの
すごい圧力がかかっている可能性があるという。
この状態で噴火をすれば、水蒸気爆発を伴う
大噴火となり、溶岩流と降灰で、首都圏にも
大規模な降灰に見舞われ、都心で10㎝に達する。
この降灰で、交通網はマヒし、全停電が発生し、
首都機能がマヒする。
発生間近だと想定されている巨大地震との
連動で、西日本も甚大な被害を受けて居れば
日本沈没の事態となる。
日本の政治経済を根底から揺るがす災害に
備えた危機管理の必要性を指摘している。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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