2020年の年末、寒さが募るころになって
突然停電が発生するようになり、暖房が使えず
エレベーターも動かなくなり大騒ぎになった。
理由は、豪州からの石炭輸入差し止めを主原因と
石炭不足だったが、2021年になって景気が
回復するにつれて石炭不足が深刻化。
国内炭の価格も上昇し続け、9月には2倍に。
電力の販売価格が、国により定められている
石炭火力発電所は稼働すればするほど赤字に。
ついには、稼働停止も頻発して、電力不足が
一段と深刻化した。
中国政府は、10月12日になって石炭火力発電の
電力価格の変動幅を10%から20%に引き上げ、
大口顧客については変動価格にすることを
容認するとし値上げを了承。
この値上げは、電力の大量消費産業のアルミ
精錬や製鉄などの製造企業だけでなく、一般
中小企業の経営状態を圧迫。
電力料金の値上がりは、製造原価上昇を
直撃するため、製造業にとっては死活問題に。
2020年1~8月には、国内のエネルギー消費は
前年比で14%の大幅な伸びだった。
この伸びを石炭火力だけでは対応できず、
次に頼るべき水力発電も、ダム王国とはいえ
干ばつによる水不足で供給に応えられず。
また、豪雨で産炭地の山西省で60の炭鉱が
閉鎖に追い込まれたのも打撃だった。
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