COP26が英国で開催される10月31日直前の
26日に、中国政府は3月に公表を約束して
いた2030年までの炭素排出ピークアウトに
向けた正式なロードマップを公表した。
エネルギーの6割を石炭火力発電に依存する
中国では、エネルギー不足を補うために、
2030年までは、化石燃料を使用するが、
これを削減するために、このような対策を
講じますという計画書だが、2018年に90億
トンだった二酸化炭素排出量が30年ごろまで
更に増え続けることには変わりはない。
だが、その30年後の2060年までには二酸化
炭素の排出を実質ゼロにするカーボンニュー
トラルの達成目標の計画でもある。
具体的な達成方法など計画の詳細
産業
鉄鋼と非鉄金属、建設資材、石油化学
製品に対しては、それぞれの業界に即した
排出ピークアウトの計画が課せられた。
エネルギー貯蔵
新エネルギー貯蔵容量は25年までに
30ギガワットに達し、揚水発電容量は
30年までに120ギガワットに達する。
交通
30年まで毎年、追加される全車両の
40%が新エネルギーを動力源とし、
100万人を超える全都市で環境に優しい
交通が70%以上になる。
石油精製
全体的な原油精製容量は25年までに
年10億トン(現在は約9億トン)、即ち
1日当たり約2000万バレルに制限される。
水力発電
30年末までに約40ギガワットの水力
発電容量が加わる。開発の重点は、
金沙江と瀾滄江、雅礱江、黄河に加えて、
インドとバングラデシュの主要な川に繋がる
チベットのヤルンツァンポ川に置かれる。
建築
環境に優しい建築基準が25年までに
都市部で完全実施され、太陽光発電
パネルが新しい工場や公共建造物の屋根の
半分を覆うことになる。
リサイクル
鉄鋼と銅、アルミニウム、鉛、亜鉛、
紙、プラスチック、ゴム、廃ガラスという
9つの主要資源のリサイクルは、25年
までに4億5000万トン、30年までに
5億1000万トンに達する。
送電線
省・自治区・直轄市を横断する新しい
長距離送電線は全て、少なくとも半分は
再生可能エネルギーを送電することが
義務付けられる。
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