10月31日から11月12日まで英スコットランドの
グラスゴーで開催された変動枠組み条約締約国
会議(COP26)では、温室効果ガス排出量の
規制に関連して、2030年までにメタンガスの
排出量を2020年に比べて、30%削減する
ことに100ヶ国超が賛同した。
また、2030年までに森林破壊や土地の劣化を
終わらせるとする共同声明も発表した。
国立環境研究所の説明によれば、メタンは
二酸化炭素に次いで地球温暖化に及ぼす影響が
大きな温室効果ガスであり、湿地や水田から、
あるいは家畜及び天然ガスの生産やバイオマス
燃焼など、その放出源は多岐にわたる。
世界のメタン放出量は、過去20年間に10%近く
増加している。
2017年には、大気中のメタン濃度は産業革命前
(1750年頃)より150%以上も高くなったという。
また、メタンは二酸化炭素よりも平均寿命が
短い(大気中で約10年)にもかかわらず、同じ
重量で比較すると二酸化炭素より強い温室
効果を備えている。
二酸化炭素の何倍の効果を持つかを表すのに
温暖化係数[GWP]が用いられるが、メタンは
100年間で二酸化炭素と比較したときの温暖化
係数(GWP-100)で28倍、20年間では(GWP-20)
約84倍の効果をもっている。
したがって、今後メタンの放出量を削減する
ことは、効果的に地球温暖化を緩和するため
にも極めて重要であると指摘している。
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