WHOは、4月15日に英国で幼児の間で、原因
不明の急性肝炎の症例報告があると発表。
アデノウイルスが仮説として考えられているが、
原因については現在調査中とした。
アデノウイルス感染症で、免疫不全の小児が
肝炎になったという症例報告はあるが、
アデノウイルス41型が生来健康な小児の肝炎の
原因になることは知られていないとした。
WHOは、2022年4月21日現在、12ヶ国で
169例の報告があり、英国が114例を占める。
また、症例は生後1か月から16歳まである。
17人の子供(約10%)が肝移植を必要とし、
少なくとも1人が死亡したと報告。
急性ウイルス性肝炎を引き起こす一般的な
ウイルス(A、B、C、D及びE型肝炎ウイルス)は、
これらの症例のいずれからも検出されなかった。
アデノウイルスが原因の一つという仮説と
なっているが、アデノウイルスは、通常、
自己限定的な感染症を引き起こす一般的な
病原体である。
アデノウイルスは人から人へ感染し、通常は
呼吸器疾患を引き起こすが、型によっては、
胃腸炎、結膜炎、膀胱炎などの疾患を引き
起こすこともある。
ヒトに感染症を引き起こすアデノウイルスは、
免疫学的に異なる50種類以上の型が存在する。
アデノウイルス41型は、通常、下痢、嘔吐、
発熱を呈し、しばしば呼吸器症状を伴う。
アデノウイルス感染症で免疫不全の小児が
肝炎になったという症例報告があるが、アデノ
ウイルス41型が生来健康な小児の肝炎の原因に
なることは知られていない。
新型コロナウィルスの流行に伴い、幼児の
アデノウィルスへの感受性が上昇したこと、
新規アデノウイルスの出現の可能性などに
ついて、更に調査が必要としている。
また、広範な症例検索も行われているため、
原因が確認され、具体的な管理・予防措置が
実施されるまでに、更に患者が発見される
可能性が非常に高いと思われるとしている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿