アメリカ航空宇宙局(NASA)が、2018年8月
12日に打ち上げた太陽探査機[パーカー・
ソーラー・プローブ]は、2021年4月に太陽の
上層大気であるコロナに初めて到達して、
5時間にわたってコロナの中に入った。
太陽には、地球のような固体表面がなく、
重力と磁力によって太陽と結合した物質から
なる超高温の大気に覆われている。
太陽から遠のくにつれて[太陽風]と呼ばれる
プラズマの流れになる。
この太陽大気と太陽風との境を[アルヴェン
境界面]といい、太陽表面から10~20太陽半径
(約700~1400万キロ)の間に在ると推定される。
[パーカー・ソーラー・プローブ]は、4月28日
9時33分(世界時)、8回目の接近観測で、
[アルヴェン境界面]を超えて、太陽表面から
18.8太陽半径(約1316万キロ)の地点に達した。
そして、約15太陽半径(約1050万キロ)まで
接近したところで、太陽表面の上に大きく
浮かび上がるコロナ特有の構造[疑似スト
リーマ]とも遭遇した。
[疑似ストリーマ]の内部は周囲の太陽大気
よりも穏やかで、磁場は整然としていた。
また、太陽風の磁場の方向が反転する[ソーラー
スイッチバック]の現象も観測した。
NASAの太陽探査機は、広角画像を白色光で
撮影できる広視野カメラ[WISPR]を搭載し、
太陽の構造などを観測した。
コロナ内部から、惑星の姿も撮影している。
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