アフリカの西部や中部の熱帯雨林地域の
風土病であった「サル痘」が、欧米や中東で
感染が拡大していることについて、WHOは
ヒトからヒトへの感染を認め、流行地域の
アフリカに関わりのない感染者が相次いで
確認されているのは「極めて異常」と指摘。
サル痘の感染は、5月27日時点で英国や仏など
欧州のほか、北米、オーストラリア、中東の
イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)など
アフリカ以外の20ヶ国に拡大している。
日本国内では、感染は確認されていない。
WHOなどによると、サル痘は1958年に実験
用のサルから最初に確認された感染症で、
発熱や体の痛みのほか、顔や手足に発疹が出る。
大半は軽症のまま終わり数週間で治るが、
子供や妊婦、免疫力が低下した人が感染すれば
重症に陥る恐れがある。
サル痘はウイルスを保有した野生動物に触れる
ことで感染し、感染者との身体的接触のほか、
感染者の飛沫や体液に触れて感染する場合もある。
WHOは、欧米などのサル痘の流行を受け、
[入手可能な情報では、密接な身体的接触により
ヒトからヒトへの感染が起きていることが
示されている]と分析。
感染者は、今後も増加し、感染が確認されて
いない国にも広がる可能性があると指摘した。
感染者の発見や隔離を急ぎ、感染拡大の抑制が
急務と強調。
サル痘の感染が欧米などで拡大した原因は不明
だが、理由として、欧米で若年層が天然痘
ワクチンの予防接種を受けておらず、サル痘
への免疫力が低いことや、サル痘ウイルスが
変異して、感染力が強まったとの見方もある。
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