コーヒーを飲むと、心臓がどきどきとする
動悸や心拍数が増加する影響が、人によって
出ることがあるほか、不整脈や頭痛、めまい
などの悪影響が出ることもあるとされる。
これは、コーヒーの成分として含まれる
カフェインが身体に影響することにより生ずる。
2021年7月に発表された研究報告では、
コーヒーには心不整脈を引き起こすという
懸念を解消する結果が出た。
38万6000人あまりの被験者によるコーヒー
摂取後の体調を3年間分析し、心房細動を
含む心不整脈の割合と照らし合わせた。
人口動態や生活習慣、疾患、動悸を引起こす
可能性のある健康状態などを考慮した結果、
習慣的に飲むコーヒーの量を1杯増やすごとに、
不整脈の新規発症リスクが3%減少することが
判ったとする。
また、研究チームはコーヒー摂取後の不安感
との関連が確認されている遺伝子についても
調査をした。
CYP1A2遺伝子は[コーヒー遺伝子]と呼ばれる
こともあり、カフェインの代謝を助ける働きを
持ち、この遺伝子は喫煙などの生活習慣の
影響を受ける場合があるが、遺伝子の完全な
機能が保たれている人の場合は、通常の
スピードでコーヒーを代謝する。
つまり、コーヒーを飲んでもほぼ悪影響はない。
しかし、この遺伝子が変異するとコーヒーの
代謝スピードが遅くなり、高揚感の続く時間が
長くなったり、高揚感を感じる頻度が高く
なったりする可能性がある。
今回の研究の遺伝子解析では、コーヒーの
代謝機能の障害と不整脈のリスクとの間に
重大な関連は見られなかった。
カリフォルニア大学の心臓病部門の不整脈の
専門家は、[201件のメタ分析を調べた結果、
コーヒーの適度な摂取は健康への害よりも
利益の方が大きいとみられることが分かった]と
コーヒー飲用の効用を指摘している。
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