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備えよ常に! 備えあれば憂いなし
朝 顔
最近の研究で、カイパーベルトが地球と太陽の
距離の約80倍もの遠方で突然、太陽系全体が
約15度傾いているように見えることから、
新たな候補となる天体の存在が示唆され、
論文の著者らによって[惑星Y]と名付けられた。
天文学者は、この傾きについて説明できる
惑星以外の説も考えたが、実際には傾きに
影響を与える惑星の存在が必要なこと判明。
もし、傾きが太陽系の形成過程の特徴や、
付近を通過する天体の影響であれば、この
ゆがみは既に消えているはずだとする。
既知のすべての惑星に加え、仮説上の惑星も
含むコンピューターシミュレーションを実施。
[惑星Y]はおそらく、水星から地球ほどの
質量とみられるとし、地球と太陽の距離の
およそ100〜200倍の位置にあり、他の惑星に
対して少なくとも10度傾いているとする。
カイパーベルトは、遠くて暗い世界である
ことから観測が困難なので、これまでカイパー
ベルトで発見された50ほどの天体が、相互に
影響を及ぼす軌道の関連性に依拠した計算で
惑星の存在を推定している。
第9惑星と惑星Yは、同じ惑星であるのか
或いは、両方の惑星が存在する可能性もある。
2025年秋に、チリの標高2682mの山頂で
べラ・ルービン天文台が観測を開始するので、
更に多くの天体が発見され、第9惑星と
惑星Yについても、存在が明らかにされそうだ。
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お 堂 の 百 合
かって太陽系には、水星から冥王星まで
9つの惑星が存在するとされて来た。
1846年に、8番目の惑星として海王星が
発見されて後、天文学者たちは太陽系に
他にも惑星が存在しないか探索を続けた。
海王星の軌道の外側にある大小の氷天体が
平面に並ぶ大きな環になった空間をカイパー
ベルトと呼んでいる。
このカイパーベルトが、太陽系のはるか
遠方に位置する暗い領域であるが、20世紀
初頭には、カイパーベルトに新たな惑星が
在するはずだとして、この惑星が[惑星X]と
呼ばれるようになった。
1930年に冥王星が発見されると、天文学者
たちは[第9惑星]が発見されると、冥王星が
[惑星X]だとした。
だが、その後の数十年で、冥王星は軌道の
特異性を説明するには小さすぎると判断され、
90年代初頭にはボイジャー2号のデータから、
海王星の質量が想定より小さいことが判明。
天文学者が、カイパーベルトで太陽の周りを
公転している、冥王星よりわずかに大きい
氷天体[エリス]が発見されると、最終的に
冥王星は惑星から準惑星に格下げされた。
2016年に、天文学者が地球の5~10倍の
質量を持つ新たなもう一つの惑星が太陽系内に
存在するとする、仮説を初めて公表し、
それを[第9惑星]と名付けた。
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彼 岸 花
天文学者の間で、今注目を集めているのは
海王星の彼方に広がるカイバーベルトに
存在するとされる[9番目の惑星]の発見だ。
遠くて闇の広がる宇宙での探索競争だ。
今年2月に米国の天文学界で発表された
報告では、米ハワイ州のハレアカラ山にある
パンスターズ望遠鏡で、地球に近い軌道上で
太陽の周りを回っている準衛星が発見された。
地球からの距離は、最も近い時で29万9337Km。
米航空宇宙局(NASA)によると、地球からの
平均距離は38万4400Km。
新たに見つかった準衛星は[2025PN7]と
命名され、地球とよく似た軌道の上を、
1年かけて太陽を周回している。
直径約30mの岩の塊と推測されている。
これまで、地球の間近にありながら見つけ
られなかったのは、小さすぎたからだとする。
準衛星は、惑星(地球)の周りを回る衛星(月)
とは違い、惑星の近くで一緒に恒星(太陽)の
周りを公転する小惑星。
地球の準衛星は、すでに何個か発見されて
いるが、そのひとつ[カモオアレワ]と同様に、
[2025PN7]は太古の月の破片とされている。
[2025PN7]は、時期によって地球の近くで
よく似た円形軌道を回ったり、カモオアレワの
ように馬蹄形の軌道を描いたりしている。
馬蹄形の軌道では、地球からの距離が最大
2億9700万Kmに達することもある。
このままあと約60年間は地球に寄り添い
続けて円軌道を回るが、その後は重力の
せめぎ合いのなかで太陽に引き戻され、
馬蹄形の軌道に戻ると予想されている。
太陽系の小惑星は、火星と木星の間の小惑星帯
(メインベルト)に集中しているが、2025PN7は
地球周辺の[アルジュナ小惑星群]に属すると
考えられている。
[アルジュナ小惑星群]は、過去に月面上で
起きた衝突の破片が飛び散り、これらが
アルジュナ群に加わった可能性があると指摘。
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百 日 紅
PJルートの熱エネルギーは、北陸・中越地方を
通り過ぎた後、東北地方に到達する。
2008年6月に、鳥海・那須火山帯(奥羽山脈)の
ほぼ真ん中にある栗駒山を震源とする岩手県
内陸南部地震(M7・2)が発生した。
その後も、7月に福島県沖でM6・9の地震や
岩手県沿岸北部でM6・8の地震、9月には
十勝沖でM7・1の地震が起きた。
このことから、東北地方の太平洋沖に膨大な
熱エネルギーがたまっているのではないと
危惧されていたが、2011年3月に東北地方
太平洋沖地震(M9・0)が発生した。
東北地方では、1896年に明治三陸地震(M8・2~
8・5)が日本海溝を震源として発生したが、
その後に秋田県と岩手県の県境にある真昼
山地の直下陸羽地震(7・2)が起きている。
東北地方では、太平洋沿岸と内陸で連動して
大地震が起きる傾向があり、その周期は
約30~50年間隔だとしている。
地震の発生は、数学的な解析が困難なため
予測がしづらい現象という非常に複雑な
非線形現象であるため、予知することは
困難だが、[熱エネルギーの移送で地震が
起きる]という視点で見ていけば、数ヶ月後の
地震発生を予測できる可能性は高いと、
熱移送説を提唱する角田史雄氏は語る。
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朝 顔
熱エネルギーの移送は、PJルートである
日本海沿岸のルートを通って若狭湾を回り
込むように東へ延びている。
1995年の阪神淡路大震災の後、1998年8月から
1999年1月まで、長野県と岐阜県をまたぐ
焼岳で火山性群発地震が発生。
明治時代の地震学者・大森房吉は、長野県から
新潟県に流れる信濃川沿いで大地震が多い
ことに注目し、[信濃川地震帯]と命名。
2014年9月27日の御嶽山噴火後に[信濃川
地震帯でM6~7クラスの地震が今後数ヶ月
以内に発生すると予測したところ、2014年
11月22日に信濃川地震帯内の長野県北部の
白馬村でM6.7の地震が発生。
2004年9月、浅間山が中規模な噴火した
1か月後の10月23日にM6・8の新潟県中越
地震が発生している。
中越地震では、M6クラスの地震が4回も
続けて発生しており、膨大な熱エネルギーを
持っている火山性地震の特徴だと指摘。
2007年3月、能登半島沖でM6・9の地震。
東京大学名誉教授が、北陸・新潟地域では
十数年ごとに被害を伴う浅発地震が発生して
いることを指摘していた。
2024年1月1日、前年から群発地震が続いて
いた能登半島の珠洲市沖の深さ10Km付近を
震源とするM7・6の地震が発生した。
この地震では、150Kmにも及ぶ3断層が動いた。
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燈籠のノキシノブ
九州には、熱エネルギーの流れの内、PJ
ルートの熱エネルギーが到達する。
PJルート上にある台湾で、大地震が頻発して
いることから、今後、九州地方で大地震が
起きる可能性があるので注意が必要。
九州には、日本に存在する7つの火山帯の内、
2つが存在するので、火山活動にも注意が必要。
霧島火山帯は、九州中南部の霧島を北端として
南西に延びており、霧島山、桜島、鬼界
カルデラ、口永良部、諏訪瀬などの火山が
連なっている。
また、阿蘇山をはじめ島原・阿蘇・九重などの
火山が連なる大火山帯である。
2016年の熊本地震は、松代地震と同様、
典型的なマグマ移動による火山性地震と指摘。
熊本地震の発生地域は火山に取り囲まれた
温泉地帯という点でも、ほかの九州の地震と同じ。
九州中央部では1500万年前に、マグマが
大地をカマボコ状に押し上げた後に、地面を
支えていたマグマが抜けて地面が沈降し、
そこにできた大地の凹みが[別府―島原地溝]。
この地溝に南から熱エネルギーが移送された。
2014年と2015年に鹿児島県の口永良部火山が
噴火し、桜島や雲仙岳、阿蘇山の噴火が続き、
最後に熊本で大地震を引き起こしたと説明。
九州には、PJルートの熱エネルギーが到達
するので、特に、霧島火山帯の動きに注目する
必要がある。
25年6月22日に、新燃岳が噴火し、7月3日には
火口縁上5000mまで噴煙が噴出させた。
トカラ列島の群発地震に関して、プレート説で
説明する学者もいましたが、マントル説も
考慮する必要があるのかどうか。
むしろ、トカラ列島全体が火山でできた
島ばかりなので、その下にマントルの流れが
あり、群発地震が起こっていると考えたほうが
理に適っていると指摘。
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朝 顔
日本列島は、古生代から幾度となく、大きな
地殻変動を受け、地質構造に大きな影響を
あたえてきた。
地殻変動により、各紀の地層は断層により
分断されて、区切られてブロックとなって
存在している。
地質学では、このブロックを[地塊]と呼ぶが、
研究者による[地塊の全国分布図]がある。
1825年以降に発生したM6~7クラスの地震の
被害地を、この分布図上にプロットすると、
特に西日本で、被害の大きな地震は見事に
各地塊の縁や境界部に位置していること判明。
熱が移送されると、その上に載っている
地塊は揺れ動く。
地塊の下の岩石層は、割れる前に曲がって
しまうような、ブヨブヨした不安定な状態
なので、この上に載るブロックは、熱エネ
ルギーの圧力で動いて、境界がズレて地震を
発生させるので、地塊の端で地震が起き易い。
これらのブロックの境界の位置は変わらない
ので、境界の場所を知っていれば、地震の
発生場所を予測することが可能になる。
普段は目立たない地下の地塊の境界が、
マグマの活動などで再び動き、大きな地震を
引き起こす。
[熱エネルギーの移送で地震が起きる]という
視点で見ていけば、数か月後の地震発生を
予測できる可能性は高いと考えているという。
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