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2008年7月2日水曜日

クチナシの花


ドガ  舞台の踊り子  複製画 10号




梅雨の晴れ間に散歩に出て、わき道を通り抜けた時

にクチナシの花の香りが漂ってきました。

沈丁花の花も香りが高いですが、香りとしてはこの

クチナシの方が爽やかな香りで、うっとおしい梅雨の

雰囲気を忘れさせてくれる素晴らしさを持っています。

連日の雨に打たれていて、花弁の先が黒く変色して

しまっているものや、萎んでいるものが半数以上

でしたが、残っている数弁が、まだ活き活きとして

香りを放っていました。

クチナシは日本では、元々山野に自生している木

らしいですが、今は、住宅の庭木や実を採るため

などの目的で栽培されているようです。

クチナシの名前は、実が固く閉じて口を開かない所

から来ているそうですが、純白の花に香しい香りを

備えたこの花に、もっと相応しい名前が付けられ

なかったのかと残念です。

学名では、「ジャスミンのような」という名前ですから

これに準じた名前があれば良かったでしょうにね。

和菓子の黄色い色は、古来、このクチナシの実から

染料として抽出したものを、使用しています。

純白の花には結びつかない鮮やかな黄色です。

また、解熱剤や消炎剤として漢方薬としても利用され

ていますから、我々の生活にとって貴重な花木です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?




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