今年も、例年通り田植えに行ってきました。
一日だけの、ただ苗を植えるだけの作業で、コメ作りの
大変さを体験したと言えるほどの大げさなものではなく、
準備された田に入って苗を植えるだけの作業です。
有機栽培でコメを作るとなると、前段階からが大変です。
レンゲを植えて、田にすき込んだり、除草なども薬剤を
使用することもできず、労力は倍化します。
収穫までの管理も同様で、植えっぱなしで、薬剤任せの
農薬栽培の様な、安直な管理で済まないのが有機栽培
の難しさだと説明を受けましたが、その労力の要る作業を
任せっぱなしでの田植えですから、お土産の腰の痛さ
などをボヤくと天罰が当りそうです。
絵画にある住吉大社や伊勢神宮の早乙女の御田植神事
のような優雅な田植え作業ではすみません。
素足で田に入り、泥の感触を足で楽しみながらの作業
ですが、田の中の移動や足の位置の取り方など慣れ
ない動作に、疲れは相当なものです。
水に反射する陽射しもあり、少々の日焼け止めの備え
では追いつかない日焼けで2,3日苦しむことも、田植え
作業の勲章となります。
泥水の中に見え隠れするオタマジャクシやカブトエビは
楽しいものですが、今や害虫の仲間入りをしているジャン
ボタニシの毒々しい、紅色のタマゴが畦のあちこちに
産み付けられているのには辟易します。
2ヵ月後には、草取りにも行かねばと覚悟をしています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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